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八代亜紀が歌い続けてきた日本人の心「歌謡ブルース」
アメリカの心を歌い継いできた「BLUES」
ジャンルを超えた二つのブルースのカバー曲に、
THE BAWDIES・横山 剣(CRAZY KEN BAND)・中村 中提供の新曲を加えた初のブルースアルバム。
寺岡呼人プロデュース。
今回、八代亜紀さんのブルースアルバムへの楽曲提供として参加させていただけたことを本当に光栄に感じています。
THE BAWDIESのルーツであるブルースがテーマであるからこそ、僕達にしか書けない楽曲を、日本を代表する偉大なシンガー八代亜紀さんに歌っていただきたいと思いました。
完成した楽曲を初めて聴いた瞬間、八代さんの魂の宿った歌声の力強さ、包容力に圧倒させられました!
そしてこの作品が世代を越えた様々な方に届き、ブルースやロックンロールという音楽が”感情の爆発”であるということを伝えてくれると信じています!
八代亜紀さんに曲を書く。子供の頃から作曲家志望だった僕にとってこれは音楽屋冥利に尽きる栄誉で御座います。事前打ち合わせでの八代亜紀さんからのリクエストはずばり「悲しい歌」でした。その時、内心「そう来なくっちゃ!」って思いました。「なぜ応援歌ばかりなんだよ?」「なぜ前向きじゃなきゃいけないんだよ?」「ネガティヴな歌から力を貰った俺の気持ちはどうなっちゃうんだよ!」と・・・。そんな恨みが全身に駆け巡ってる状況にありましたから余計にね。悲しみを毒とするならば、毒をもって毒を制すのが哀歌の世界。言ってみればブルース。悲しみと真っ正面から向き合う清らかさ、力強さにグッと来るんでしょう。そんな想いに押し出されるように生まれたのが「ネオンテトラ」という楽曲です。
寺岡呼人さん、村田陽一さんによる素晴らしいオケに八代亜紀さんの歌声が流し込まれた完成盤を聴いて、無条件に身体が、心が震えました。有り難う御座います!!!
イイネ!!! イイネ!!! イイネ!!!
八代亜紀さんとはじめてお会いしたのは、2014年の宮崎でのライブフェスにて。
名曲「舟唄」は世代を越えて愛されていて、フェスでの歌唱もド迫力でした。
途中のダンチョネ節に聞き入って、息をするのを忘れてしまうほどに。
そんな八代亜紀さんが新たなブルースを歌うとのこと。
日本人の解釈で演奏した「日本のブルース」には、どこか仄暗さを感じます。
それは、戦後の痛みの中、昭和という時代の流れの中で、
せめて歌の中では夢を見ようとする、人々の「生き様」を感じるからかも知れません。
ブルースは、必死に働きながら生きる人々に、
喜びや活力を与えてくれます。
貧しくとも、さみしくとも、なにくそ!と自分を奮い立たせるために、
そして、
悲しみは胸に秘め、いたずらに露にしない奥ゆかしい人にこそ、
せめて歌の中では、そっと「怨み」を吐きだして欲しくて、
「命のブルース」は、うまれました。
<2016/7/14(木)掲載>
6/20(月)大阪サンケイホールブリーゼ、6/21(火)品川プリンスステラボールにて開催されました
「八代亜紀 AIUTA 2016 presented by 積水ハウス」公演の終演後、
コンサート会場にて4月に発生した熊本地震に関する義援金の募金活動を行わせて頂きました。
お陰様で皆様からお預かりした義援金は2公演合計「474,257円」になりましたことをご報告させていただきます。
そしてこの義援金につきましては、7/11(月)に皆様を代表し、八代亜紀自身の手で直接中村博生・八代市長にお渡しして復興支援に役立てて頂く事になりました。
ご支援いただきました皆様に心より感謝いたします。ご協力ありがとうございました。八代亜紀の出身地・熊本公演ということで、公演実施に向けて八代本人・主催者・関係各所と協議を重ねてまいりましたが、 ご来場者様の安全確保と交通機関の影響を考慮し、誠に残念ではありますが中止とさせていただきました。
本公演を心待ちにし、チケットをご購入されたお客様には大変申し訳ございません。
また、熊本地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復興がなされることをお祈り申し上げます。
この度の熊本地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
まだまだ大変つらい日々が続いていると思いますが、一日も早く収束し再び日常が訪れることを願っております。
そして、今回の震災を受けまして、残念なお知らせをしなければなりません。
6/18に予定しておりましたAIUTAツアーの熊本・八千代座公演を中止せざるを得なくなりました。
何度もスタッフと協議を重ねましたが、どうしても実現に至りませんでした。
コンサートを楽しみにしていた皆さん、本当に申し訳ありません。
八千代座では必ずコンサートを開催しますので、待っていてください。
そして、被災された熊本の皆様を応援するコンサートも計画中です。
必ず故郷・熊本に行くことを約束します。
皆さん頑張ってください。
※雨天決行
詳細情報は下記オフィシャルサイトへ
http://rsr.wess.co.jp/
(PC・MOBILE共通)
※出演者の出演日及び出演時間は、後日オフィシャルサイトにて発表致します。
※ 雨天決行(荒天の場合は中止)
詳細情報は下記オフィシャルサイトへ
http://solarbudokan.com/
ほんの一部ですが、みなさまからのメッセージをご紹介いたします。
プロデューサー 寺岡呼人
自分でも予想だにしないオファーに最初はビックリしました。しかし、こんなチャンスは滅多にないと思い、二つ返事で引き受けました。
レコーディングさせて頂いて、兎にも角にも驚いたのは、その歌唱力と説得力です。リズム録りの際、ご本人はあまり歌いたがらず「そこを何とか!」と仮歌をお願いすると、ビックリするような歌をサラッと歌い、その歌にミュージシャン達も鼓舞され、演奏がガラッと変わるのです。
歌入れも大体1テイクから2テイクで終わり。1日で最大5曲の歌を入れた事もあります。しかもどれも完璧なのです。
今若手のアーティストは歌入れは1日1曲~2曲が精一杯で、しかも何テイクも録り、コンピューターで細かく直していきます。
そんな中での八代さんの歌唱力は僕にとって驚愕に値するものでした。
「ボーカリストはかくあるべし」
今後の僕自身のキャリアにとっても、とても貴重な体験をさせて頂きました。
アルバムのプロデューサーとしては、「洋邦のブルース」というテーマだったのですが、日本のブルースというと、僕ら世代にとっては「歌謡ブルース」「演歌」というイメージが強かったのですが、村田陽一さんのモダンなアレンジ解釈により、むしろ現代の人にこそ聴いて欲しい楽曲に生まれ変わりました。
そして、そこに八代さんの唯一無二の声が吹き込まれ、現在進行形の「ジャパニーズブルース」が出来上がったと思っています。
更に、クレイジーケンバンドの横山剣さん、THE BAWDIES、中村 中の書き下ろし曲を加える事で、オリジナリティ溢れる「八代亜紀のブルース」が完成したと思います。
八代さんのファンの方はもちろん、このアルバムは若い人達にこそ聴いてもらいたいアルバムになりました。是非聴いてみてください。